99年以来の開幕3連勝を目指す柏の成長株MF茨田陽生(19)が26日、29日に対戦する甲府MF伊東輝悦(36)に「宣戦布告」した。09年5月30日の18歳の誕生日、ナビスコ杯清水戦でデビューした茨田だが、2種登録の高校生は当時清水の大ベテランに封じられた。「自信のあったパスも読まれていたし、小さい体でもプレスも強かった。このままじゃ通用しないと感じました」。この日はミニゲームなどで、プロ2年目の成長を証明する再戦に備えた。

 甲府に対しても、昨季J2では2戦2分け。ホームでは2-0から追いつかれただけに「今度こそ勝ち点3」と意気込む。昨年は日本代表ザッケローニ監督の御前試合で得点するなど、U-22(22歳以下)日本代表関塚監督も早くから期待する逸材。五輪代表入りのためにも、96年アトランタ五輪ブラジル戦で決勝ゴールをあげた大先輩超えで実力をアピールする。