日本代表とU-22(22歳以下)日本代表を兼任するC大阪のMF清武弘嗣(21)が23日、右足内転筋挫傷で全治2週間の診断結果を受けた。21日のロンドン五輪アジア最終予選初戦のマレーシア戦で負傷し、前日22日に大阪市内の病院で検査を受けていた。

 トレーナーから報告を受けた清武は「2週間って聞いて『えっ、そんなに(長いの)?』って思った」と驚きの様子。この日のJリーグ山形戦は欠場したが「痛みも2日間で半減して、自分でも思っていた以上の回復をしている。(ACLで)韓国にも行けると思うし、今日も出ろって言われれば出られるようなレベル。10月には代表もありますし、出ないことには」と、27日のACL準々決勝第2戦の全北現代戦(アウェー)への出場を志願。

 レビークルピ監督も「かなり良くなっていると聞いているし、遠征には連れて行く」と明言。起用に関しては「今後の回復次第。前日に(練習で)最終テストできるのであればそこで判断する」と話した。

 10月7日の親善試合ベトナム戦、同11日のW杯アジア3次予選タジキスタン戦に出場する日本代表発表が29日に控える。診断結果より早期回復を確信した清武は、ACL参戦しか頭にない。【福岡吉央】