11日のタジキスタン戦の2得点で一躍時の人となった甲府の日本代表FWハーフナー・マイク(24)が、環境の変化に戸惑った。13日に山梨県・韮崎中央公園内で行われたチーム練習に姿を見せたが、左足首に痛みを感じており、ウオーキングのみの別メニュー調整で済ませた。ピッチにいたのは5分ほどだったが、地元マスコミに加え、NHKの密着ドキュメンタリーの収録、在京メディアやコミック誌の取材などが1時間半ほど続いた。快く応じながらも「ずっとカメラに追われると気が抜けない。変なしぐさもできないし恥ずかしい。オフ・ザ・ピッチでは、そっとしておいてほしいなあ」と苦笑いした。

 今オフ獲得を目指す欧州クラブの動きが活発化しそうだが「(海外でのプレーは)一段レベルが上がるので目指すところですが、今はチームの残留しか考えていない」と移籍話はひとまず封印。「足は(テーピングで)ガチガチに固定すればできる」と気持ちを15日のC大阪戦に向けていた。【松田秀彦】