清水が三保グラウンドで行った練習に6日、ベルギー3部のシャルルロワを退団した元日本代表候補のGK林彰洋(24)とU-20韓国代表DF李記帝(イ・キチェ、20=韓国・東国大)が参加した。

 清水のGK陣は山本海人(26)碓井健平(24)櫛引政敏(19)の3人で、山本が日本代表、櫛引がU-20日本代表への招集が見込まれている。原強化部長は「2人が抜けたらユース選手の2種登録で補える状況ではないし、GK陣の活性化のためにも」と説明。北京五輪予選日本代表、海外経験も2年半と豊富な林を「キャッチングだけでなく足元もある現代的なGK」と評価しており、メディカルチェックで問題がなければ獲得の方針だ。

 李もU-20W杯4試合に出場。左サイドのDFとMFをこなせるマルチプレーヤーで能力は高い。2人は10日の杭州緑城(中国)との練習試合に出場する予定で、入団となればその後の鹿児島キャンプに参加する。【前田和哉】