Jリーグ開幕前のイベント「キックオフカンファレンス」が2日、都内で行われ、磐田は森下仁志監督(39)とDF駒野友一(30)が参加した。駒野は対戦カードごとに分かれたブースで、開幕戦の相手となる札幌FW中山雅史(44)と固い握手を交わし、健闘を誓い合った。

 ただし…いや、やはり先制パンチはゴンだった。09年まで磐田に在籍した中山は両ひざ痛のため出場は難しいが「初戦がジュビロというのは因縁めいている。札幌にくる相手は全力を尽くして勝ち点3を取りたい。自分の調子はまだまだだけれど、最善を尽くしてピッチに立ちたい」と力を込めた。さらに、駒野の肩に手をかけ「反論はないよな?」と威嚇。駒野は「ないですよ」と、その場を何とかクリアしたが、そこは冷静なクロス職人。4年連続昇格組との開幕戦に向けて「去年は甲府に勝ったので、アウェーでも勝ちにいく。攻撃的サッカーを見せたい」と落ち着いて話していた。

 札幌戦の翌週はホームで鳥栖を迎える。開幕2試合連続で昇格組との対戦だ。駒野は「最初の2連戦が鍵になる。そこで連勝できれば勢いに乗れると思う」と開幕ダッシュを見据え、北の大地に乗り込む。【神谷亮磨】