J2山形MFブランキーニョ(29)が6日、DF石井秀典(26)とともに「夢クラス」の講師として山形・寒河江市立柴橋小学校を訪問した。子供たちと夢について語り合ったり一緒にレクリエーションを行う企画。6年生48人と約1時間にわたって触れ合った。祖国ブラジルでは、恵まれない少年少女のためのチャリティーへ積極的に参加していたが、日本では初めての経験となった。

 冒頭の自己紹介では、真面目な性格で知られるブランキーニョらしさがあふれていた。小学生との距離を少しでも縮めようと、わざわざカンペを用意し「ワタシハ、ブランキーニョデス。セバンゴウハ31バンデス。ポジションハ、オフェンシブハーフデス」と日本語であいさつ。子供たちからは拍手が巻き起こった。

 一方で子供たちからは洗礼?

 も浴びた。敗者が勝者の後ろにくっついていく「じゃんけん列車」では、まさかの初戦敗退。質問コーナーでは「プロポーズの言葉は何ですか?」と厳しいプレス?

 を受けて爆笑。「運命を感じたので『結婚してほしい』と言った」と正直に答えてピンチを回避。最後は「周りの人への感謝を忘れず、努力を続けてほしい」とエールを送っていた。【湯浅知彦】