悔しさをぶつける舞台はまだ残されている。仙台が1日、JFLソニー仙台と練習試合(35分×2)を行い、2-0で勝利した。1点リードの後半31分、FW武藤雄樹(23)が同期でもあるDF原田の縦パスに反応。GKに倒されて得たPKを自ら右隅へ決め「原田は自分が欲しい場所が分かってる。試合に出たら1点は取るのが目標なんで、PKだけど良かった」と笑みを浮かべた。

 「10得点」を目標にスタートした2年目の今季だったが、ここまでリーグ戦はノーゴール。特に9月以降の7試合で出場わずか7分間、ベンチ入りを外れるケースも増えた。「明らかに思っていた形にはなっていない。もっと出られると思い描いてきた部分はある」と吐露する。怖いもの知らずだった1年目との違い、サイドハーフでの起用が増えたことなど、さまざまな要因が重なったという。

 それでも、タイトルを目指すチームの力になりたい一心から前を向く。「ベンチにいて優勝争いの雰囲気を感じるだけでも、勉強になる。本当に優勝したい思いが強くなってる」。現在、FW陣は赤嶺とウイルソンが出場停止にリーチがかかっている状況だ。「ラスト4戦、きっとチャンスはあると思う。あわよくば(優勝を決める)一番大事な1発を狙ってます」。強気が売りの男らしく、目をぎらつかせた。【亀山泰宏】