J1最年長の札幌FW中山雅史(45)が22日、来季現役続行の有無について初めて言及した。今季は両膝関節炎のため出場ゼロだが、20日から全体メニューに完全合流。この日、札幌市内で行われた練習でもフルメニュー消化し、1対1や2対2など対人練習に臨み調子を取り戻してきた。

 明日24日に横浜戦(札幌ドーム)、12月1日に最終新潟戦(東北電力ス)が控えており、このままコンディションが上がれば、残り2試合で、今季初めてベンチ入りする可能性がある。今後へ向けた大事なアピールの場。「まず今シーズンを思いきり戦うことに集中したい。12月1日まで可能性を求めて挑戦する。その後のことは、そのときに考えればいい」と、残り2試合に絡めるかどうかで、進退を判断する意向を示した。

 横浜戦出場なら45歳2カ月1日で、自身が持つJ1最年長出場記録を更新する。「なんとか監督の選択肢に入って今シーズン中に試合に出られるよう努力を続けたい」と前を向いた。