磐田は6日、磐田市内で練習を行い、戦術練習ではFW山崎亮平(23)がスピードあるドリブルでゴールに迫り好調をアピールした。2日の開幕戦は前田遼一(31)と金園英学(24)の2トップ。後半はシュート12本と攻撃のリズムが良く、森下監督は交代を使わず、先発メンバーだけで戦った。山崎はベンチで戦況を見守っていたが、3日のサテライトの名古屋との練習試合ではハットトリックを決めた。「出た時にアピールしないと。出られれば勝てるように頑張りたい」と9日のホーム開幕戦を見据えた。

 この日、金園が左ひざの違和感で途中で練習を切り上げ、山崎先発の可能性も高い。2トップのオプションに「よりゴールに近いし、自分的にはやりやすくできる」と話し「前田さんは動いてくれるので、そこで空いたスペースで前を向けるかな。今のシステムは必ず空いてくる所が出てくる。そこをもっとうまく使えば幅のある攻撃ができると思う」とイメージを膨らませた。開幕戦に「1点しか取れなかったけどチャンスはあった。勝ち切れればもっともっと上にいけると思う」と手応えを感じている。豊富な運動量とキレのあるドリブルでホーム開幕勝利を引き寄せる。【岩田千代巳】