J2横浜FCのFW三浦知良(カズ=46)が15日、自身6年ぶりのG大阪戦(17日・万博)に強い意欲を見せた。横浜市内で練習し、ベンチスタートが濃厚な一戦に向けて居残りでシュート練習もこなした。今季は開幕戦に途中出場し、その後も練習試合2戦で計105分に出場するなど好調をキープ。MF遠藤、DF今野と日本代表を擁する強敵に「対戦相手として幸せだし、言い方は悪いけど、食ってやろうと思っている」と話した。

 カズにとって、G大阪は92年9月のナビスコ杯で人生初のハットトリックを決めた相手だ。21年前の試合をよく覚えているというカズは「3点目は都並さんからのパスで決めた。あの時のメンバーも手ごわかったけど、ベンチにいる人が一番怖かった」と、G大阪監督だった釜本邦茂氏を思い出していた。当時48歳の釜本氏に「あの時、釜本さんはオレぐらいか。続けてたらやれたよね」と、自らの姿に重ねながら、気分を高めた。