富士山パワーで日本一を目指す!?

 清水は9日、御殿場・時之栖でキャンプを開始した。アフシン・ゴトビ監督(49)が「富士山が奥で笑ってくれていた。素晴らしい環境の中で、前向きで素晴らしい練習ができた」と話すように、イレブンは、世界文化遺産登録間近の富士山が見えるグラウンドで初日から軽快な動きを披露した。

 実戦形式の練習では、FW伊藤翔(24)やMF竹内涼(22)に加えて、FWバレー(31)もゴールネットを揺らした。7月6日のリーグ再開名古屋戦に向けて、主力がきっちり好調をアピール。見学に訪れた約500人のサポーターに、中断明けへの期待感を抱かせた。

 6日間行われる同キャンプでは、今後甲府などと4試合の練習試合が予定されている。MF杉山浩太主将(28)は「良いスタートが切れたと思う。富士山に見守られながら、中断明けにつながるようなキャンプにしていきたい」と意気込んだ。【前田和哉】