<J2:東京V1-0千葉>◇第34節◇23日◇駒沢

 東京Vが千葉に競り勝った。前半28分にMF小池純輝(26)が先制弾を決め、守り切った。千葉FW森本貴幸(25)は古巣との一戦で今季初のリーグ戦フル出場も、無得点に終わった。

 古巣との対戦は、悔しさだけが残った。森本が今季初のリーグ戦フル出場を果たしたが、得点を奪えなかった。前半19分、MF田中の右クロスを頭で合わせたが、ゴール右上へ外れた。思わず頭を抱え込み、悔しさをにじませた。「大事に行こうと思って、コースを狙いすぎた。あれがすべて。(古巣相手で)気持ちが盛り上がったが、負けてしまって悔しい」。前半28分に先制を許すと、後半は守りを固めた東京VのDF陣を突破できず、痛い連敗。順位も6位に転落した。

 ここまでリーグ戦3試合は、いずれも後半から途中出場。だがこの日はフル出場しながら無得点だった。森本は「今一番求められているのは、結果。しっかりやっていきたい」。状態は試合ごとに上がっている。2トップのFWケンペスとも、息が合ってきた。残り8試合。J1昇格請負人として加入したストライカーが、正念場を迎えた。