山形がJ1再昇格に、のろしを上げた。チームは22日、千葉・館山市で第1次キャンプをスタートさせた。フロント関係者を含む総勢42人は、山形を午前6時15分に大型バスなどで出発。途中休憩を含め、約8時間かけて現地入りした。

 左ひざ故障でリハビリ中のFW林陵平(27)を除く全27選手が参加。氷点下の山形から、10度近い南房総に移動した選手たちは、午後3時30分から約1時間30分、青々とした芝のグラウンドで今年初めて屋外練習をこなした。ストレッチや15分走に、最後は10対10のミニゲームで締めた。

 キャンプは休日献上で2月6日まで。午前にフィジカル、午後にボール練習を予定している。石崎信弘監督(55)は「メーンは石井(孝典)フィジカルコーチ。様子を見ながら考えたい」と戦術練習も視野に入れる。今季主将も未定で、「第3次キャンプ(宮崎)まで見極めたい」と話した。

 開幕3戦は湘南(3月2日)、札幌(同9日)、岐阜(同16日)に決まった。この日、別メニュー調整のMF宮阪政樹(24)は「これからという感じ。去年は思い通りに体を作れなかった。焦らずしっかりと体を作りたい」とリーグ開幕を見据えた。【佐々木雄高】