清水のMF藤田息吹が30日、23歳の誕生日を迎えた。ルーキーイヤーの昨季は、ナビスコ杯1次リーグの横浜戦でプロデビュー。一方で右膝半月板損傷で2カ月の離脱など、けがにも悩まされた。リーグ戦では6試合にベンチ入りしたものの、出番はなかった。「スピードなどプロの世界に慣れることはできた。でも、もっとチームの戦力になりたかった」と、厳しい表情で振り返る。

 勝負の2年目は「リーグ戦でデビューして、もっと試合に絡む」ことを目標に掲げる。この日は友人からのお祝いメールだけではなく、少年団や大学時代の恩師から激励のメッセージも届いた。

 藤田は「気にかけてもらっていたことがうれしかった。もっとやらなきゃいけないと思った。与えられたチャンスでアピールできるように、していきたい」と決意を新たにした。【前田和哉】