<データが語るJリーグ>

 日本代表FWの柿谷曜一朗(24=C大阪)、豊田陽平(28=鳥栖)、工藤壮人(23=柏)は、J1リーグ戦で「2戦1発」のペースでゴールを決めている。J1通算30得点以上の日本人選手は過去105人。単純にゴール数を試合数で割った「1試合平均得点数」ではなく、厳密に1試合90分フル出場した場合、何得点するかを算出した「得点率」(得点×90÷出場時間)で、その105人のランキングを出すと柿谷が2位、豊田が4位、工藤が5位と現代表FW3人がそろってトップ5入り。旬のストライカーたちが競い合うかのようにランク上位に名を連ねている。

 その3人の得点率はいずれも0・5点以上。2試合180分の出場時間があれば、1得点する計算だ。今季は開幕2戦で豊田が3点、工藤が1点をマーク。柿谷はノーゴールだが、開幕2戦の合計出場時間はまだ164分だから、次節15日の清水戦に先発すれば、前半16分までに1ゴールする可能性大!?

 

 得点率で歴代1位の呂比須と3位の中山は、W杯に出場経験のある元代表FW。Jリーグでのゴール実績を見る限り、柿谷、豊田、工藤の3人は、そろってW杯メンバー入りしてもおかしくない。【石川秀和】