<J2:京都2-3磐田>◇第21節◇5日◇西京極

 磐田はエースFW前田遼一(32)の2ゴールなどで京都に競り勝った。磐田は前半24分、DF駒野友一(32)のクロスを前田が頭で合わせ先制。2-1で迎えた同43分に再び前田がMF小林祐希(22)のFKを頭で押し込んだ。終了間際に京都の猛攻を受けたが、日本代表DF伊野波雅彦(28)が京都FW大黒のシュートをブロックするなど逃げ切った。

 前田はこの日でJ通算150ゴールを達成し、今季13得点でリーグ得点ランクの2位に浮上した。前田は「コマと祐希が最高のボールをくれた」と振り返り、記念弾に「これからも続けていけるように頑張ります」と話した。昨季、磐田を指揮した森下仁志氏(41)が現在、京都のコーチを務めている。「(森下氏の)前でもいいプレーをしたかった」と、しっかり恩返しをしてみせた。磐田は前半戦を終え、勝ち点43の2位で折り返した。前田は「後半戦で湘南を抜けるように頑張りたい」と見据えた。