J2横浜FCが来季新監督の最有力候補にスロベニア代表元GKコーチのミロシュ・ルス氏(52)をリストアップしていることが26日、分かった。複数のJリーグ関係者によると、今季で退任した山口素弘監督(45)の後任として複数人を調査中。スロベニア人のルス氏の名がリスト最上位にあるという。

 同氏は97年に当時Jリーグ準会員だったブランメル仙台(現J1仙台)のGKコーチに就任し、エルスナー監督辞任に伴い監督に昇格。約半年と短かったもののJFLで指揮を執った。クラブは、日本文化や日本サッカーを知る点、さらに母国で代表コーチを務めた経験に着目しているようだ。23日の北九州とのJ2最終戦後、北川社長は後任監督について「育成できる経験値の高い監督を呼びたい」と説明していた。早ければ今月中にも方向性が固まるとみられる。