札幌のMF堀米悠斗(20)が、単身ブラジルに短期サッカー留学する。12日に出発し、サンパウロ州2部のパウリスタの練習に13日から約10日間参加する。元ブラジル代表の鹿島トニーニョ・セレーゾ監督(59)が在籍した名門で、来季レギュラー奪取に向けてレベルアップを図る。

 「自主トレでどれだけ体を作れるかが大事」。今季はシーズン途中でJ3福島に期限付き移籍した。9月から指揮するバルバリッチ監督のもとではまだプレーをしていない。「3年契約の最後の年でもあるし、監督とは初めて。しっかりと(戦う)姿勢を見せたい」と、早い時期からアピールする必要性を感じている。

 移籍先の福島はクラブハウスがなく、練習場が変更されることも多かった。「コンサは恵まれていると感じました。戻ってきて練習がゆるいようにも感じた」と、培われたのはハングリー精神だ。帰国予定はクリスマス前後だが、「年越しするぐらいの気持ちで行ってきます」と強い決意を見せる。1月のキャンプでスタートダッシュを決めるべく、年末年始も返上する意気込みで旅立つ。