イングランド・サッカー協会(FA)のグレッグ・ダイク会長は、ブラッター会長が国際サッカー連盟(FIFA)会長が再選した場合、イングランドはW杯から撤退する可能性があると、話した。28日付の英紙テレグラフの電子版が報じた。

 ダイク会長はブラッター会長が再選した場合、FIFAが主催するW杯に出場しない意向を示し「イングランドだけの撤退では、インパクトを残せないし、何も変わらない。忘れ去られるだけだ」とコメント。

 「欧州サッカー連盟(UEFA)も撤退させることができれば、大きなインパクトを与えることができるかもしれない」と、欧州全体で撤退に動きたいとの思いを口にした。

 今回の汚職事件については「米国側がもちこんだ証拠は破壊力のあるものだと思った」と驚き、今後のブラッター会長については「今週は生き残れるかもしれないが、長期的な目で見たら、生き残れないだろう。彼が会長に在籍してきた間、汚職は受け入れられないレベルにまで上がった。ぞっとするよ」と話した。