ACミランのFW本田圭佑(29)がトップ下のレギュラー奪取へ、わずかに前進した。中国ラウンド最終日でミランはRマドリードと対戦。試合は0-0で突入したPK戦を10-9でレアルが制した。

 本田にとってCSKAモスクワ時代の12年2月21日、欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦以来約3年半ぶりのレアル戦。後半開始から出場し相手のC・ロナルドやハメス・ロドリゲスとも“競演”。PK戦でも4人目で起用され、冷静に蹴り込んだ。

 先発から外れたが、今回ばかりは明るい材料といえる。後半からともに出場したFWバッカは鳴り物入りで加入した今季のエースと目される点取り屋。このFWと呼吸を合わせる意味でも45分プレーできた意味は大きい。今後は欧州に戻り、強豪と親善試合を重ねセリエA開幕へペースを上げていく。