女子ブンデスリーガのフランクフルトは13日、なでしこジャパンFW大儀見優季(28)を、ライバルチームのウォルフスブルクから2年契約で獲得したことを発表した。

 背番号は9。大儀見は「自分なりに試行錯誤し、この決断に至りました。私にとってはさらに前に進み続けるための決断であり、私を必要としてくれたフランクフルトで、チームのために自分ができることを全力で尽くしていきたいと思っています。新天地で喜びと楽しさを感じながら、挑み続けていきたい」と話した。

 大儀見はシーズン開幕前のウォルフスブルクのオーストリア合宿に参加中だったが、女子W杯カナダ大会得点王で7月に引退したドイツ代表FWシャシッチの代役として電撃オファーを受けた。

 フランクフルトは昨季リーグ戦は、岩渕が所属するBミュンヘン、ウォルフスブルクに次ぐ3位だったが、欧州チャンピオンズリーグでは頂点に立った強豪。大儀見は10年にポツダム(ドイツ)移籍後、13年チェルシー(イングランド)、15年ウォルフスブルクに続き、欧州で4クラブ目となった。12ー13シーズンには得点王にも輝いている。

 フランクフルトのコリン・ベル監督も「紛れもなくワールドクラスの選手。攻撃的ポジションを複数こなすことができ、サッカー知能にあふれ、走力やボールキープにも優れている」と期待した。