元マンチェスターU監督のサー・アレックス・ファーガソン氏(73)は、本当はもっと長く監督を続ける予定だったことを明かした。英国複数メディアが報じた。

 同氏は、28年間指揮を執ったマンチェスターUを12-13年シーズンを最後に監督業から身を引いた。その背景には身近な人の死によって、引退すべきだと思ったという。

 2012年10月にキャシー夫人の双子の姉妹ブリジット・ロバートソンが亡くなったことで考えを変えたことを明かした。「(彼女の死がなければ)確実に続けていただろう。ある日の夜、キャシーはテレビを見ていたんだ。それから天井をずっと見ていた。彼女は(ブリジットの死によって)孤立していたんだ。2人は双子だったんだ。知っていたかい?」と引退のキッカケを説明した。

 ファーガソン氏は2002年に引退を考えていたが、キャシー夫人によって監督を続けた。しかし、2年前は夫人もファーガソン監督の引退に賛成したという。