第1戦が行われ、2季ぶりの決勝進出を狙うAマドリード(スペイン)が、3季ぶりの制覇を目指すBミュンヘン(ドイツ)にホームで1-0で先勝した。

 Aマドリードは前半11分、中盤でパスを受けた21歳のMFニゲルがドリブルで相手DF3人をかわしてペナルティーエリア右へ進入。相手DFのチェックを受けながらも、左足で狙いすましたシュートをゴール左へ流し込んで先制した。Bミュンヘンは後半9分にDFアラバが強烈な左足シュートを放ったがクロスバーに嫌われ、Aマドリードも同30分、カウンターからFWフェルナンドトレスが右足シュートを放ったが、これも左ポストを直撃するなど両チームともその後はゴールを割ることはできなかった。

 殊勲のゴールを決めたサウルは「自分のキャリアのなかで最も重要なゴールだ。そして最も美しいゴールでもある」と胸を張った。

 Bミュンヘンの公式戦の連続無敗を10で止め、第2戦は引き分けでも決勝進出が決まるAマドリードのフェルナンドトレスは「ファンタスティックな夜だ。アトレチコのサポーターに感謝する。第2戦へ向けて欲しいものを得ることができた」と喜んだ。

 シメオネ監督は「まだ分からない。第2戦は誰にとってもエキサイティングなものになるだろう。強敵への困難な挑戦が待っている」と気を引き締めた。

 第2戦は5月3日にミュンヘンで行われる。