レスターの日本代表FW岡崎慎司(30)が今季リーグ戦初ゴールを決めた。ホームのクリスタルパレス戦で、9月10日リバプール戦以来、5戦ぶりとなる先発。1-0の後半18分に「自分の人生を分けるような」ゴールを右足で蹴り込んだ。ラニエリ監督への猛烈アピール弾で、欧州4大リーグ(プレミア、ブンデス、スペイン、セリエA)の得点も日本人最長の7季連続に伸びた。

 久々のリーグ戦で岡崎は開始2分にいきなりシュートを外した。飛び出していたGKの頭上を狙ってループ。だが左に外れた。それでも「最初のシュートを外した時点で、もうオレ終わったと思いましたけど。でもその後はずっとプレーが良かった。あとは点だけって感じで」と狙い続けた。後半18分。ペナルティーエリア内やや左でこぼれ球を直接、右足シュート。ゴール左下へ突き刺した。「ホッとしました。本当に重要。自分の人生を分けるような、そんなゴールだった」というアピールの一撃だった。

 英デーリーメール紙の採点で岡崎は両軍最高の8・5点。同紙は「バーディーって誰?」と不調のエースをからかう記事で、岡崎については「久々の出場でチームに強さと炎の輝きをもたらした」とたたえた。