セビリアMF清武弘嗣(27)の獲得交渉が滞っているヘルタが、新たな動きがあったようだ。ヘルタは清武についてレンタル移籍に加えて買取オプションを望んでいるが、セビリア側は600万ユーロ(約7億2000万円)での完全移籍を求められている。そんな中、清武に代わる選手が見つけられたという。ドイツ紙ビルトによると、スウェーデン1部ウスタースンズFK所属のMFサマン・ゴドスがピックアップされているようだ。すでにヘルタのスカウトが視察のためスウェーデンを訪れている。スウェーデンリーグは終わっているため、今冬の移籍は現実的だという。

 イラン系スウェーデン人のゴドスは今季27試合に出場し10ゴール7アシスト。どのオフェンシブなポジションでもプレーできる。オランダ紙の情報によるとアヤックスがコンタクトをとっているという。代理人のチフチ氏は「オランダ、ベルギー、イングランド、トルコ、ドイツのクラブから興味を持たれている。あれほど素晴らしいシーズンの後だけに不思議なことではない」とコメントしている。

 なおヘルタには、日本代表MF原口元気が所属している。(中野吉之伴通信員)