FW宇佐美貴史(24)が所属するアウクスブルクは、ボールを50個盗まれ、ボールなしで練習を行った。9日付の独紙ビルトが報じた。

 スペインのマラベーリャで合宿中のアウクスブルクが盗難にあった。土曜日の夜に準備していた50個すべてのボールが盗まれた。合宿で使用しているトレーニング場はまだ新しく、グラウンド周りはまだ工事中の場所もある。

 トレーニング用具はそのため仮設コンテナにしまってあった。だが盗難犯はコンテナをこじ開け、1個139・95ユーロ(約1万6800円)のアディダス・トアファブリックというボールを50個、さらにジョギングシューズ、スパイク、GKグローブなどを盗まれた。

 トレーニングはボールなしで行われたが、マヌエル・バウム監督は「最初はフィジカル面から始めるのは決まっていたことだが、ボールが届くまでの時間をつなぐためのトレーニングが必要になった。だが自分たちがそうした状況をどのように乗り越えたかを誇りに思うよ。退屈になることはない」と話した。

 アウクスブルクは近郊で合宿を張っていたボルシアMG、マインツ、ブレーメンからボールを貸してくれるという連絡を受けたという。