セルティックMF中村俊輔(29)が5日のマザーウェル戦(ホーム)に0-1で敗れ、ふがいないチームへの不満をぶちまけた。3月29日のレンジャーズ戦に続く完封負けに、ついに堪忍袋の緒が切れた。「チームの形がないからね。ロングボールや個人技に頼っている。今に始まったことじゃないけど」。風邪で練習を休んだ影響もあり、自らもパスミスを連発。シュートも枠に飛ばせなかった。

 昨季まで主将を務めた闘将レノンが、試合直前にコーチ就任。チームのカンフル剤として期待されるが、中村は「コーチがサッカーをするわけじゃない」。さらに「優勝の可能性?

 そういうことを考えている時じゃない」と話すなど、たまりにたまったフラストレーションは絶頂のようだ。(アンソニー・マッカスカー通信員)