鹿島はバーゼルMF中田浩二(28)の移籍加入が合意に達したことを19日、発表した。今年6月でバーゼルとの契約が切れる中田には、契約延長やドイツのクラブなどからオファーが届いた。だが昨年12月の鹿島優勝パーティー出席時に「6月で契約が切れるからまたお世話になりたい」と宣言していた通り、4季ぶりの古巣復帰を決断し、18日に合意に達した。

 中田は6日の試合で右ひざ半月板を損傷し、現在離脱中。一時は今季中の復帰は絶望視されたが、5月10日のリーグ最終戦での復帰を目指している。全日程終了を待って中旬以降に帰国し、オフを挟んでチームに合流する見込み。出場可能となるのは7月2日のナビスコ杯準々決勝以降で、チームにとっては夏場に大きな戦力が帰ってくることになる。