「夜遊び癖」が直らないACミランMFロナウジーニョ(29)が、ディスコでサポーターから説教されていたことが分かった。イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトによると、ロナウジーニョは6日深夜、「南米祭り」でブラジル人歌手らが出演するミラノ市内のディスコにGKジダを伴って登場。カーテンの後ろに隠れていたところ、運悪く同店にいたミランサポーターに見つかってしまった。

 まばゆい輝きを放った以前なら、ここでサインをねだられたはず。しかし、鳴かず飛ばずの近況に加え、先週末もバルセロナ近郊のディスコで夜明かししたことをすっぱ抜かれた男への風当たりは強かった。不快感をあらわにしたサポーターから「家に帰れ、明日も練習だろう!」の手厳しい言葉が飛び出した。

 このオフはチームの大黒柱カカがRマドリードへ移籍し、ベルルスコーニ会長から「今季はロナウジーニョが中心になる」と期待された。しかもタイミング悪く、数日前には練習場を訪れた同会長と一緒に昼食を取り、復活を誓った直後の出来事だった。プライベートな時間とはいえ、バルサ時代から夜遊びがたたり、選手寿命を縮めているのは誰の目にも明白だ。イタリア紙は「ロナウジーニョは修道士のような振る舞いが必要だろう」と説いている。(猪野真美子通信員)

 [2009年8月9日9時37分

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