<東アジア選手権準決勝大会:北朝鮮0-0香港>◇25日◇台湾・高雄

 44年ぶりのW杯出場を決めている北朝鮮が、香港と0-0で引き分けた。東アジア選手権準決勝大会2日目は25日、台湾・高雄で2試合が行われた。北朝鮮は前日に合流した川崎FのFW鄭大世(25)が不発。相手のPK失敗で何とか黒星は免れたが、香港と勝ち点4で並んで来年2月に日本で行われる同選手権決勝大会出場もピンチになった。同大会は日本と韓国、中国がシードされており、残り1枠を今大会で北朝鮮、香港、台湾、グアムが争っている。

 北朝鮮のエースとして記者会見に臨んだ鄭は「全然駄目。動けなかった」と、中1日で臨んだ気温31度、湿度87%の中での試合を振り返った。チームにとってはW杯出場を決めた後、本大会に向けてスタートを切る大会だが「攻撃の形がなかった。何にもやってないよ」。再び中1日で迎える27日の最終日には地元台湾と対戦。香港との争いは得失点差になる可能性が高いだけに「ゴールしないと」と話していた。(高雄=荻島弘一)

 [2009年8月26日8時14分

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