CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(23)が、逆転での欧州4強へ闘志を燃やした。欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・第2戦インテル戦(6日、ホーム)に向け、4日は試合会場のルジニキスタジアムで極秘調整。クラブ側から練習場所は一切、明かされず雲隠れ状態だったが、会場を完全シャットアウトして正午から約1時間半の練習をこなした。

 アウェーの第1戦(3月31日)は0-1の惜敗。第2戦を2点差以上で勝てば、4強の夢がつながる。練習後の本田は「少しだけなら話せます」と前置きして「まだ(4強の)チャンスはあるので、オレはやりますよ。決してあきらめてはいないですし、可能性は残っている」と宣言。本来、試合会場での調整は前日の公式練習だけだが、会場は人工芝のためホームの利を最大限に生かして2日連続で練習する方針。日本人初の大舞台で、本田の歴史的ゴールで4強への扉を切り開く。(モスクワ=益子浩一)

 [2010年4月5日9時19分

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