日本代表のMF香川真司(23=ドルトムント)は、引っ張りだこの1日となった。16日午前6時過ぎに帰国し、正午過ぎから約30分間、東京ドーム内で巨人の坂本内野手と対談。午後3時からは、契約を結んでいるアディダスの都内本社を表敬訪問した。ドイツ杯決勝で着用したスパイクを贈呈し「おそらく来季は(所属)チームが変わりますが、自分のスタイルで勝負していきたい」と笑顔を見せた。

 その後は再び東京ドームに戻り、午後6時から行われたセ・パ交流戦の巨人-オリックス戦で始球式を務めた。背番号「10」と名前の入った巨人のユニホームに身を包み、ブルペンで入念にキャッチボールを行っていたが、本番ではワンバウンドの投球。「ど真ん中を狙っていたので、不完全燃焼。初めてなので(ピッチより)マウンドの方が緊張した」。始球式後は、そのまま試合を観戦した。