日本代表DF長友佑都(27=インテルミラノ)が来年6月のW杯に向けて、「傲慢(ごうまん)力」の必要性を説いた。25日、東京・豊島区で行われたサッカー教室に同代表MF細貝萌(27)とともに参加。高校生を相手に真剣に話した。

 名門インテルでチームメートだったFWエトー、カッサーノ、MFスナイダーら一流を例に「彼らは自分のミスをミスだとは思わない。それくらいの気持ちでやらないと。『自分のミスで負けたらどうしよう』なんて弱い自分を出したら駄目」と強調した。

 一見、傲慢にも思えるが、それは名手たちの自信の表れ。長友にとっては名手の言動を体感したからこそ理解した真実だ。「敵は己にあり。弱い自分をどれだけ乗り越えられるか、コントロールできるかだと思う」。W杯まで残り半年。心身を磨き、世界に挑む。