<国際チャンピオンズ杯:マンチェスターU3-1リバプール>◇決勝◇4日◇米フロリダ州マイアミ
マンチェスターUの日本代表MF香川真司(25)が、生き残りをかけた試合でアシストを記録した。後半24分から途中出場。トップ下に入り、ラッキーな形で3点目をお膳立てし、逆転での初優勝に貢献した。ルイス・ファンハール新監督(62)へ、最後のアピールになった!?
決勝の余韻が残るピッチで、マンチェスターUのファンハール監督と香川はがっちりと握手を交わした。笑顔はなし。両者とも真剣な表情で目線を合わせた。
与えられた時間は、21分間だった。2-1の後半24分、MFマタに代わって出場。3戦連続でトップ下に入った。同35分にはMFショー、FWルーニーとつながり、左サイドの香川へ。ドリブルから、左足でゴール前へ絶妙なグラウンダーのクロスを入れたが、ルーニーらには合わなかった。
しかし同43分、好機がきた。中央でフリーになり、右サイドをドリブルで上がったMFヤングに、手を挙げてボールを要求。クロスを右足でトラップしたが、ボールの勢いを殺せずに後ろへこぼしてしまった。それをリンガードが右足で決めて3点目。意図せずアシストがついた。
試合後、スーツを着て硬い表情で、取材エリアに現れた。過熱する移籍報道について聞かれると「監督が決めることですから」。「今季もマンチェスターUでプレーするか?」との問いには「そのつもりで自分はいる。そのつもりで戦っています」と、残留への意志をのぞかせた。トップ下のライバルになるマタと共存できる考えも示した。
まずは1冠を手にしたファンハール監督は、今大会終了後にシーズンを戦うチーム編成を行う予定。「プレシーズンとはいえ、負けるよりも勝つ方がいいが、重要なのはリーグ開幕戦だ。絶対に勝たないといけない試合」とスウォンジー戦(16日)を見据える。もちろん香川も「毎日、いいコンディションといい状態をキープしてやり続けていきたい」と照準を合わせる。名将が考えるマンU再建メンバーに、KAGAWAの文字はあるか。
◆国際チャンピオンズ杯
昨年から始まったプレシーズンの大会で、前回覇者はRマドリード。今年はACミラン、インテルミラノ、マンチェスターC、オリンピアコスなど欧州主要リーグの強豪が出場し、米国とカナダのスタジアムで開催された。8チームを2組に分けてリーグ戦を行い、首位チーム同士が決勝で戦った。

