[ 2014年2月20日7時52分 ]スノーボード女子パラレル大回転の表彰式が終わり、銀メダルを手に笑顔の竹内智香(撮影・PNP)

 スノーボードの女子パラレル大回転で、4大会連続五輪出場の竹内智香が銀メダルを獲得。今大会日本勢7個目のメダルで、スノーボードでは日本女子初メダルとなった。

 前回バンクーバー五輪2位の浅田真央(23=中京大)はトリプルアクセル(3回転半)で転倒するなどジャンプにミスが相次ぎ、55・51点の16位と大きく出遅れた。74・92点で首位に立った金妍児(韓国)とは19・41点の大差がつき、悲願の金メダルは絶望的となった。

 鈴木明子(28=邦和スポーツランド)は60・97点で8位、村上佳菜子(19=中京大)は55・60点で15位にとどまり、最強の布陣といわれた日本女子はメダル獲得も厳しい状況となった。

 2連覇の懸かる金妍児は、ほぼ完璧な演技だった。ただ2位のアデリナ・ソトニコワ(ロシア)が74・64点、3位のカロリナ・コストナー(イタリア)も74・12点と好演技を見せ、上位3人が0・80点差にひしめく混戦で、20日午後7時(日本時間21日午前0時)からのフリーを迎える。

 スピードスケートの女子5000メートルはマルティナ・サブリコバ(チェコ)が2連覇を果たし、日本勢は藤村祥子(26=宝来中央歯科)の10位が最高だった。

 アイスホッケー男子はベスト4が出そろい、地元ロシアを準々決勝で破ったフィンランドはスウェーデン、2連覇を狙うカナダは米国と、準決勝で顔を合わせる。

 カーリング女子準決勝は3連覇を目指すスウェーデンとカナダが勝って20日の決勝に進んだ。アイスホッケー男子準々決勝はスウェーデン、フィンランドが勝ち、地元ロシアが敗退した。

 ノルディックスキー・距離男子団体スプリント・クラシカルで日本は予選落ち。フィンランドが優勝し、女子はノルウェーが制した。アルペンスキー男子大回転はテッド・リゲティ(米国)が勝った。このニュースの写真