仁川アジア大会の陸上400メートルリレーの男女日本代表が15日、山梨中銀スタジアムで行われた山梨陸上グランプリに調整のためオープン参加し、桐生祥秀(東洋大)を故障で欠く男子は38秒80で1着だった。1走の山県亮太(慶大)は「修正ポイントはある。100点のレースをできるようにしたい」とバトンパスの正確性を課題に挙げた。

 桐生を想定していた4走は原翔太(上武大)が務め、1998年バンコク大会以来の金メダルを目指す。原は「本番は何があるか分からない。しっかり走りたい」と言葉に力を込めた。

 女子も44秒35で1着。福島千里(北海道ハイテクAC)は「レースが一番の練習。優勝目指して頑張りたい」と気を引き締めた。