<アジア大会:シンクロナイズドスイミング>◇第2日◇20日◇韓国・仁川

 シンクロナイズドスイミングのデュエットで、日本の乾友紀子(23=井村シンクロク)と三井梨紗子(20=東京シンクロク)組が181・5388点で銀メダルを獲得した。五輪競技ではアジア大会初メダルとなった。優勝は中国ペア。

 今春から日本の五輪連続メダルをもたらした井村雅代コーチ(64)が10年ぶりに復帰。10年広州大会金メダル、12年ロンドン五輪銅メダルの中国とは6点以上の差があったが、この日は3・6463点まで短縮。井村ジャパンの国際大会初戦で、復活ののろしを上げた。

 ロンドン五輪はメダルゼロに終わったが、金子正子チームリーダー(70)は「選手は果敢に頑張った。狙うものが見えてきた」と打倒中国に手ごたえを得た。前回アジア大会にも出場した乾も「中国に迫るという気持ちは前回より強かった」と話した。