仁川アジア大会は19日、開会式が行われる。すでにサッカーは14日から先行開催。10月4日の閉会式まで36競技で熱戦が繰り広げられる。

 柔道女子52キロ級の中村美里(25=三井住友海上)が完全復活への第1歩をしるす。ロンドン五輪での初戦敗退から、その名が大舞台で聞こえなくなって2年。苦しんできた左膝の故障は、昨年12月にボルト除去手術を終えて、完治に近づいた。目標は16年リオデジャネイロでの3大会連続五輪出場。10年大会に続くアジア大会連覇へ、中村は人一倍燃えている。男子の注目は100キロ超級の王子谷剛志(22)。4月の全日本選手権を大学生で制覇した新鋭が、アジアから世界へ飛躍する。