ラグビー・リーグワン神戸のNO8で、オールブラックス(ニュージーランド代表)キャップ81のアーディ・サベア(30)が10日、神戸市内のクラブハウスで退団会見に臨んだ。

1季での退団となり、「ここにいられる喜びと去らなければならない寂しさ。混じり合った感情でいる」と表現した。

実績十分のスター選手だが、日本で学んだことは少なくないという。「日本のラグビーに触れることができたのが一番。スピードは段違いで、あとはタックルの低さ。自分にとっていい学びになったし、間違いなく財産になる」。

今後もプレーは続けるが帰国後の所属チームなどは未定という。「スーパーリーグ、W杯、そして日本。ここ2年はラグビー漬けだったので、家族との時間を過ごしてリフレッシュしたい。オールブラックスに呼ばれたらもちろんベストを尽くすが、その前のいい夫、いい父でありたい」。日本のラグビー界に、そして王座奪回を目指す神戸にも大きな財産を残した。