男子100メートル予選で宮本大輔(18=京都・洛南高)が、大先輩との力の差を痛感した。3組で、同校の先輩である桐生祥秀(21=東洋大)と直接対決。向かい風0・3メートルの状況下で、10秒57の6着となり決勝進出を逃した。桐生は10秒16の1着となっており「スタートからの爆発力が全然違う。その時点で置いていかれている」と先輩のすごみを体感した。

 宮本は山口・周陽中時代に10秒56の中学記録を樹立。桐生が中3時にマークした自己ベスト10秒87を上回り、同じ高校で背中を追っている。昨年、2年生ながら高校総体100メートルで優勝した実績を持つが「シニアでは歯が立たない。悔しいというより、まだまだそこ(戦うレベル)に至っていない」と自己分析。今後に向け「自分の持ち味であるトップスピードを高めるのが課題」と力を込めた。