五輪や世界選手権の代表選考会を兼ねる名古屋国際女子マラソンが2012年から市民マラソンになることが31日、決まった。

 ハーフの名古屋シティマラソンを一緒に開催する大掛かりな「マラソンフェスティバル」(仮称)として実施され、同日、開催準備委員会から発表された。12年3月11日に第1回大会が開催される予定。

 フルマラソンの規模は1万人を超える見通し。同委員会によると、エリート選手と市民ランナーが走る女子だけの大会としては世界最大となる。コースは検討中。

 名古屋市内で記者会見した同委員会の外山幸男委員長は「女子だけのフルマラソンを軸に、東京マラソンのような大会にしたい」と話した。大会は女子のエリート選手と市民ランナーによるフルマラソン、男女のハーフマラソン、同10キロの部、同4キロの部を実施し、合計で約3万人の参加者を想定している。

 名古屋国際女子マラソンはシドニー五輪金メダルの高橋尚子さん、アテネ五輪金メダルの野口みずき(シスメックス)らを輩出してきた。