<陸上:東日本実業団駅伝>◇3日◇埼玉・さいたま市~熊谷市◇女子6区間42・195キロ、男子7区間77・5キロ

 昨シーズンの全日本実業団対抗女子駅伝優勝の第一生命は、2時間19分25秒で2位に終わった。

 山下佐知子監督が「故障者はほとんどいませんし、東日本(彩の国実業団駅伝)は3連勝を狙います」と臨んだ一戦だったが、優勝したユニバーサルエンターテインメントに3分27秒の大差に敗れた。

 ロンドン五輪マラソン19位の尾崎好美(31)が「気持ちが折れている状態」と不出場だったが、山下監督が「力以上の差」と語る完敗だった。田中華絵(22)が1区(6・795キロ)、野村沙世(23)が6区(6・3キロ)と新人2人が区間賞の快走を見せたのが、唯一の明る材料。田中、野村とも学生時代にユニバーシアードでメダルを獲得した逸材。「鳴り物入りで入ってきただけのことはあります。ちょっと違いますね」と監督をうならせた。

 12月の全日本実業団対抗女子駅伝には尾崎も戻ってくる。連覇を狙う第一生命の巻き返しに期待だ。