<陸上:日本選手権兼世界選手権代表選考会>◇第2日◇8日◇東京・味の素スタジアム◇男子200メートル予選

 5月3日の静岡国際で、20秒21の今季世界最高(当時)をマークした飯塚翔太(中大)が、20秒81の2組2着で、最終日(9日)の決勝に進んだ。

 この種目の走り自体が、その静岡国際以来とあり「久々だったから様子を見ながら、それでもきちんと走れて良かったです」と安堵(あんど)した。

 この間に故障の不安を抱え、体重も2キロほど減った。そのため、この約2週間はウエートトレーニング中心に体作りに重点を置いた。「何とか走れる状態にはもってこれた」と慎重な口調ながら、決勝では「表彰台の上にのぼりたい」と、初の日本一を目指す決意を示した。