<陸上:横浜国際女子マラソン>◇17日◇山下公園発着(42・195キロ)◇日刊スポーツ新聞社後援

 リベンジをかけた那須川瑞穂(33=ユニバーサルエンターテインメント)は、2時間30分27秒の4位だった。

 那須川は昨年のこの大会で、日本人トップの2位。だが今夏のモスクワ世界選手権代表の座は、2時間26分42秒のタイムと消極的なレース運びで漏れた。雪辱を期し、野尻あずさ(31=ヒラツカ・リース)と先頭争いを演じたが、25キロ過ぎから遅れ、その後も海外勢2人に抜かれ順位を落とした。

 選考漏れのショックで一時は体が動かず、思うように練習できなかったが、何とか間に合わせた。「率直に言って厳しい(結果)。きちんと準備し、自信をもって臨めたら結果は違ったかも」と話した。

 ただ、泣きじゃくった今年4月の選考漏れの結果に、後腐れはない。「落ち着いて冷静に考えれば、文句なしに『那須川は強い』という結果を出していれば選んでもらったと思う。これからは『那須川は、まだ頑張っているな』とアピールできれば」と今後を見据えた。