第91回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に、67年連続67回目の出場となる日体大が12日、横浜市のキャンパスで練習を公開した。

 13年の89回大会で30年ぶりに優勝した古豪は、エントリー16人中、1、2年生が今大会最多の9人。若い力で前回大会と同じ3位を目標とした。特に1年生クインテットがチームに刺激を与えている。5区の山登り起用が有力な小町昌矢(1年)が「初めての箱根というプレッシャーを力に変えたい」と意気込めば、柿本昇忠(1年)も「7区を走りたい。64分30秒を切りたい」と好タイムで貢献する自信を見せた。

 前回大会1区をトップで駆け抜けたエース山中秀仁(3年)が股関節痛で欠場することもあり、別府健至監督(48)は「監督16年の中でも非常に遅い、厳しいチーム」と分析した。だが、新戦力の成長に「優勝は遠いかもしれませんが、一丸となってミスなくつないでいけば活路を見いだせると思う」と、下馬評を覆す結果を期待した。