<陸上:アジア選手権>◇3日目◇9日◇神戸ユニバー記念競技場

 アジアの女王が余裕で決勝へ進んだ。女子200メートル予選は、昨年の広州アジア大会で100メートルと200メートルを制した福島千里(23=北海道ハイテクAC)が23秒44の全体トップで予選突破。8月の世界選手権(韓国・大邱)へ向けて、今日10日の決勝では優勝と参加標準A記録(23秒00)突破を狙う。

 100、200メートルで日本記録保持者の福島が、23秒44で危なげなく予選を通過した。レース直前のウオーミングアップ中には、試合用のスパイクの歯が2本抜けていることが発覚。突然のアクシデントにも動揺せず、貫禄の走りで決勝進出を決めた。「調子がいいので、決勝は記録を狙って思い切り走りたい」と優勝宣言で締めた。