4月1日付で富士通入りする東洋大の「山の神」柏原竜二(22)が30日、都内の本社で入社会見を行った。真新しいスーツ姿の柏原は「オリンピックが夢。競技人生が32~33歳までと考えるとチャンスは3回。ここで夢をかなえたい」と話した。4月21日の兵庫リレーカーニバル1万メートルがデビュー戦。続く5月12日のゴールデンゲームズin延岡で、五輪参加B標準記録(28分5秒)の突破を狙う。

 マラソン移行について、福嶋監督は来年2月の青梅マラソン(30キロ)を試金石にすることを明言し「1時間30分30秒が切れればいける。(16年の)リオ(五輪)はマラソンで狙わせる」。フルマラソン参加は13年秋以降となる見込み。柏原は「アフリカ勢が(2時間)4分とかで走るので、最低でも6分台で走りたい」と大きな目標を掲げた。