自転車ロードレースの第19回ツアー・オブ・ジャパン(TOJ=自転車月間推進協議会主催、日刊スポーツ新聞社ほか後援)の記者発表が30日、都内で行われた。

 昨年の三重・いなべステージに続き、今年も新たに京都ステージが第2戦として加わる。105キロの山岳コースで、これにより大会は総距離747・45キロ。移動日がなくなり、8日間の全8戦となった。

 第1戦は5月29日の堺ステージ。第2戦が30日の京都ステージとなる。第3戦は31日の美濃で、いなべは6月1日の第4戦。第5戦以降はこれまで同様に南信州、富士山、伊豆と転戦し、5日に最終第8戦、東京ステージを迎える。30日現在、内外各8チームの合計16チームが出場を予定している。

 大会組織委員会の石黒克巳会長(JKA会長・日本自転車普及協会会長)は、「8ステージは普通、UCI(国際自転車競技連合)で認可されないが、過去の実績から認められた」と、昨年の記者発表での約束を果たしたことを喜んだ。

 観客動員数は一昨年の27万人から昨年は30万人に伸びた。同会長は「徐々に認知度は上がっている。来年は20周年なので東京ステージのゴールを大井埠頭(ふとう)からお台場に持っていきたい」と新構想も明かした。