Bboxブイグテレコムが15日、新城幸也(24)をツール・ド・フランス(7月4~26日)出場選手9人のうちの1人として選出した。日本人選手としては96年の今中大介以来となる2人目の快挙となった。

 新城は沖縄県石垣市出身で、07年ツアー・オブ・ジャパン東京ステージ優勝、全日本選手権優勝、08年ツール・ド・リムザン(フランス)総合3位、ツール・ド・おきなわ総合優勝の成績を挙げている。07年からエキップアサダに所属していたが、今シーズンからBboxブイグテレコムへ移籍していた。

 移籍後はBboxブイグテレコムのエース、トマ・ボクレールやピエリック・フェドリゴの勝利を献身的なアシストで導き出しただけでなく、「ダンケルクの4日間(5月5~10日、フランス)」では総合9位となるなど自らも上位に食い込み、「アムステルゴールドレース(4月19日、オランダ)」では100キロ以上におよぶ逃げを見せていた。

 新城以外ではトマ・ボクレール(フランス)ピエリック・フェドリゴ (フランス)ピエール・ローラン(フランス)ウィリアム・ボネ (フランス)ユーリ・トロフィモフ (ロシア)の6人が発表され、残りの3人は後日発表される。