<ツール・ド・台湾>◇第5S◇157キロ◇UCI2・2◇18日◇台湾

 カテゴリー1級の山岳を2つ含む、今レース最長の第5ステージで、ステージ2連勝中の日本代表チームの宮沢崇史(31=チームNIPPO)が、集団スプリントで惜しくも2位となり、3連勝はならなかった。トップでゴールしたディーン・ダウニング(英国=ラファ・コンドル・シャープ)とは写真判定となる僅差だった。レース公式サイトなどによると、序盤に落車に巻き込まれ転倒した宮沢だが、すぐに復帰。終盤はチームメートの内間康平(鹿屋体大)早川朋宏(法大)が、総合首位を擁するジャイアント・アジアとのローテーションに加わり、残り4キロで逃げを吸収。宮沢のスプリントに持ち込んだ。

 総合トップはデビッド・マッキャン(アイルランド=ジャイアント・アジア)と変わらないが、宮沢はタイム差を14秒まで縮めた。宮沢は「今日はできる限りのことはやった。落車もあり、この結果はベストのものだと思う」。一方、マッキャンは「宮沢は毎日、近づいてくる。2位や3位の選手より(4位の)宮沢の方が危険な存在だ」と、ともにレース公式サイトでコメントしている。

 ステージ3位には鈴木真理(35=シマノレーシング)、同6位に伊丹健治(21=ブリヂストンアンカー)、同7位に綾部勇成(29=愛三工業レーシング)、同10位に村上純平(24=シマノレーシング)が入った。総合では1分1秒遅れの10位に綾部が入っている。